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2007年 06月 02日
数日前、掃除しながらふと今の感覚って『アルジャーノンに花束を』みたい。とぽつり。
32歳で知能は幼稚園児ほどということで、罵られ馬鹿にされ続けてきた主人公が、 外科的な手術で超高度な能力になるという実験に喜んで承諾し、 その日から彼は実験のテーマの対象として日々レポートされていくことに。 高度な能力になれば誰からも愛されると思っていた主人公は、 高度な能力を得てみて知識などだけではどうにもならないものがあること… 愛情、憎悪、性etcを知っていき。 最後は、彼の知能は元に戻っていくことに。 アルジャーノンというのは、主人公の脳と比較競争のために実験台になったモルモットの名。 そのモルモットに親近感をいだき、主人公がつけた名前なんですね。 と、そんな内容の話なのですが、実にいいんです。 気になって今日立ち読みをして、あ~なるほど。 以前読んだ時とはまた違った感覚で、戻っていくその時の描写にあ~なるほど。 今、かつて味わったことのない感覚の体験の日々。 この数年、同じこと言ってる気もしますが^^ 常に今。過ぎた「今」より、より広がり満ちていく「今」といった感じかもしれません。 少し前、体感していたことがあり。感覚的には何が起きているのわかったのですが、 「答えを確かめたい」と思ったところ、答えがすぐに。 本屋さんで目に入った、玄侑宗久著『アミターバ 無量光明』 久々のこの種の本に、ちょっとためらいながら、ぱらぱらと開くとそこに答え。 でも、読んだ時点でもう答えは薄れていったのでした。 薄れ…そう、今何もかもが薄れていく感覚でもあるんですよね。 この薄れは、数年前から少しずつ始まっていた。 今は、もう何だか殆どのものが薄れつつある感で。 あの情熱は一体どこに行ったかね?といったほど。 以前、私の原動力は満たされない心やコンプレックス。 そう、負の力だったんですねぇ。と今気づきました^^ 一見善意といえる行動も。 それはそれで、大切な楽しい体験だったと今なら思います。 そして、今の原動力は「今、こころのまま」そして「流れ」 それは、今までにない体験だから迷うこともしょちゅう。 でも、以前の迷いとは違って、迷うことがとても自然に流れて味わえる感。 何より、すぐに返事が来て、その理由も届けられることはありがたく幸せなこと。 思考の愛と、宇宙の愛は違うのことを今改めて体感しています。 とにかく、これまでの人生初めての感覚で。(とこの数年いつも言ってますが) たぶん、魂史上初めてかも。友人も、そんなことを言ってましたねぇ。 こんな今。先日、ちょっと夫に確認をしてみました。 「今日、すごい人に出会ってね。何でもこなしちゃうんだよ。 つくづく私ってな~んも出来ないな~って思ったよ~」と妻。 すると 「い~~んだよ。まちこはな~んも出来なくていいんだよ。出来ないことが出来ることっ」と夫。 (出来ない…これは、不可能という意味ではなくて、かつてしていたことをしなくなっている意。 不可能は決してないという信頼は今もってあります^^) 老子の世界だね^^ 「やっぱり~やっぱり~。そうじゃないかな~って思ってたんだよねぇ」と妻。 内心は確認の答えをもらえて感謝しておりました☆ 負けん気強く、頑張りやだった以前の私だったら考えられないことでしょうね~。 そんな流れの今朝、こんな言葉に出会い、納得の響き。 「稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一」 (千利休) (意味)稽古というのは、初めて一を習うときと、十まで習いもとの一に戻って再び一を習う時とでは、人の心はまったく変わっているものです。十まで習ったから、これでよいと思った人の進歩はそれで止まってしまい、その真意をつかむ事は出来ないとの教えです。 さらに、「十」と「一」…それは同じ。と響き、あ~それが初心だね。 そういえば、「十(じゅう)」と「一(いち)」って「+(プラス)」「-(マイナス)」なのね。 プラスマイナスゼロ。ゼロのこころは初心。今、そんな感覚のよう。 それを忘れると、「初心忘れないで」といったメッセージ。ありがたいことです。 この感覚、これからさらにどう変化していくのか、していかぬのか。 「より深い初心」に向かっていくのかな? どちらにしても、「ありがたい今」は「永遠の今」であることは確かでしょう^^
by machikopao
| 2007-06-02 21:47
| 天使のつぶやき
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