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2007年 04月 22日
木村さんのりんご。
モールに入った、自然食レストランにあるなんて。 お店の人が作ったチラシの袋もなんかいいなぁ。 (そういえば、昔は新聞が袋だったよね) その袋に入れらて渡された。 オープンしたモールの中に、好きだった自然食レストラン兼ナチュラルショップが移転。 そのお店は、去年までちょっと離れた駅にあったもの。 それまで出会った自然食レストランとはちょっと違う感動の味。それが最初の印象だった。 野菜がみんなに愛されていることが伝わってきて。のびのび生き生きしていて。 「ほら、こんなにステキにお料理されたの。嬉しいの♪」野菜がそんな風に喜んでいる感じで、味がとっても優しくてありがたく優しい気分になったんだよね。 スタッフの方は皆、かつて“アンデス”や“インディカ”にいたことがある?そんな空気。自然な空気がこれまたよくて。 そのお店が去年に突然閉店。友人とショックを受けていたら、なんと足元にやってきた!!(ますます、“足元に”増えてきている自然の恵み。ありがとう。) 家庭の大嵐以降、自然食からはちょっと離れていたけれど、久々に味わったあの味を。 ただ、ちょっと作り手が変わった感じかな?と夫も後で言っていた。 でも、やっぱり身体やこころは優しく包まれていくものだった。 その好きなお店にあった木村さんのりんご。木村さんのりんごって… 以前、NHK放映の「プロフェッショナルの流儀」に出演されたりんご農家の木村さん。 彼は完全無農薬のりんごを作り上げた方。 農薬で体調を崩したことをきかっけに、無農薬のりんご栽培を試み出して。 農家の仲間からは中傷や批難を受け続け、それでもひとり黙々と試行錯誤失敗の連続の日々。 生活は貧窮。生活の糧は妻子の内職だけの日々。そんな妻子を見て何度も止めようと思うたび、子どもたちに止められながらの8年間。 それでも、花をつけないりんごの木。絶望感にさいなまれ命を絶つことを決め、山の中に入ったその時に、山の中で待っていた奇跡の出会い。 山の木と生い茂る草から、木村さんが受け取った自然界の仕組み。 山から下り、試み出した“一切手はかけなず、かけるのは心だけ”という方法。 そして、ついに8年目に木は蘇り、咲かせた白い花。 木村さんがいかにりんごを愛しているか。それが画面いっぱいから伝わってきて。 「自分が育てているのではなく、ただりんごの声を聞いて手助けをしているだけなんです」 「こころです」 そんなことを、お日様のような照れるような笑顔で語る木村さんに涙がぽろぽろ。 毎日、毎日、一本一本の木に話しかけて木からの声を聞く作業。 トラクターを使うと草は踏まれ土は固くなるからと、全て手作業で。 きっと、私は“純粋なひたむきさ”って好きなんだろなぁ。 木村さんのりんごは、市販のりんごより値段は高いけれど、発売と同時に予約完売。 それも私には嬉しくて。木村さんのこころは値段では計れないもの。それを受け取る人は必ずいる調和。 こんなに愛されたりんごを、一度でいいから食べてみたいなぁと思っていたら、オープンしたモールの中に。「木村さんのりんごだ~」と夫に言うと、すかさず手にしたのは夫の方。妻は値段にちょっい躊躇^^; 手で大切に作られたりんごが、お店の人の手で作られたチラシの袋に入れられて。 こんな優しい世界に触れられることが嬉しくてお店で涙がぽろろん。優しい世界をありがとう☆
by machikopao
| 2007-04-22 09:26
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